月兎社のモト
by calico5
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石牟礼道子・藤原新也「なみだふるはな」。
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石牟礼道子・藤原新也「なみだふるはな」読みました[amazon]
水俣病の患者さんに寄り添い、ともに裁判を闘い、そして「苦海浄土」という傑作を創作した詩人で作家の石牟礼道子さんと、「メメントモリ」など生と史を死と現代を鮮やかに切り撮ってきた藤原新也さんの対談です。水俣病は、国の救済を求める患者からの申告期限が先日7/31と区切られたこと、問題になっており、また地域の経済を司っていた大企業の公害犯罪、深刻な遺伝病、企業と国が被害者を分断し裁判を長引かせて、賠償金額を徹底的に減らそうとしていること、そういったことから、東電福島原発事故との類似性が指摘されています。→「水俣病救済策7月末打ち切りに抗議して被害者座り込み開始 水俣病で起こっていることは将来福島で必ず起こる」[LINK]

患者さんたちは遺伝病であるから家族の将来をおもんぱかって言い出せないというのに、政府は遺伝病であるのにもかかわらず救済対象を1969年以前に誕生した人に限るという(水銀排出が68年までと言って)。

チッソは死者がでていても有機水銀を流し続け、原因を認めたのは15年後。福島原発がもし、全炉水素爆発を起こさなかったら?2号炉のように、東電が黙って圧力調整で放射能を排出し、建屋が壊れずに済んでいたら?

この本は、水俣病、福島原発事故のことだけではなくて、それら、そしてそれを推進したものが消滅させた、農村漁村の自然と住民の世界を、石牟礼道子さんが独特の、すばらしい言葉で語っています。水俣病の患者さんが石牟礼さんに語った言葉も。

「東京にまでも行ってみたがなあ、日本ちゅう国は見つからんじゃった。探しきらんじゃった」
「東京にゆけば祖(おや)さまの国があるにちがいなか。わたしらは、その祖さまの人民じゃと思うとりました」
「どこにゆけばよかろか」
「水俣は、日本の外になっとるにちがいなか。日本から見れば、水俣は行方不明になっとるにちがいなか」(「なみだふるはな」/p.221)
by calico5 | 2012-08-05 22:04 | 本・映画・展覧会
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