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+ 宇都宮健児さんの選挙ちらしのポスティングしながら、それはすごく感じた。ふつうの4倍はあるお屋敷地域では、これくらい余裕あれば「人にやさしく」なれるかな? そのお屋敷が分割された6戸同じコジャレ建て売りだと、こりゃ上昇志向で猪瀬だなあとか。 マンションがあればチラシは早くはける。アパートだと、眠るだけなのか半分のポストはチラシでいっぱいで入れることも出来ない。その先にはじぶんのポストを持てないひとたちがいる。…でもじぶんは原発事故が、そんな階層を突き抜けさせるかと思ってた。 汚染された空気、次の地震がもたらすかも知れない破局、その前にはビンボーも金持ちないだろうと。でもそれは間違いだったみたいだ。とにかく多くのひとは「景気のいい話」が好きなのだ。…というか、「それはそれ、これはこれ」。選挙というのはリアルライフとは別物であるらしい。 だから東京新聞の「自民大勝、しかし民意とのずれを認識すべし」とか…良心的な新聞だけど無理がある。ずれた投票をするひとたちがヘンなんだから、投票された方に注文つけるのは筋違いだ。 宇都宮健児さんは「上から目線の都知事はいらない」と言った。でも「斜め上目線の有権者」は「上から目線のヒト」に自分を投影したいみたい。とゆうか東京のマジョリティはかろうじてまだそんな余裕があるんだろうな。でもこの政権交代でまた過酷なドッグレースが始まる。 敗北によって、宇都宮さんはより強いカードを手にしたと思えてきた。猪瀬は自分用の450万のトイレは作ってもw、20億円の尖閣諸島買うなんて素っ頓狂なことはしない。大手商社や新興の新電気事業者と組んで、さっさと東京だけ脱原発させちゃうだろう。猪瀬よ、せっせと金を稼いでください。 知事選は宇都宮さんの知名度を格段に上げ、その人柄信念は勝手連をふくれあがらせて、政治活動へのハードルを格段に下げた。反原連がデモへと誘いだした人々の中から、さらに一歩踏み出して他人にコミットしなくてはと考え始めた人々を招き寄せて、運動というものを経験させてくれた。 そのすべてが指示でも支配でもなく、ただ場所だった。宇都宮健児さんの事務所や街宣の場に行った人が、じぶんの気づきや、性格や能力に合ったことを、少しづつやり方を会得したり、工夫したりしてた。それはとても素晴らしかった。みんな楽しく、にこにこしてた。宇都宮さんおそるべし。 猪瀬好きの人々よ、どんどん金を稼いで、国際都市東京を作ってください。わたしたちは宇都宮健児さんに学びながら、どんどんお金の使い道を提案していく。宇都宮さんはとても頭が良くそして粘り強い交渉人だし、猪瀬はプライドが高いから、じぶんの手柄になると思えば応じてくるにちがいない。 しかしそんな東京の余裕も、いつまでもつだろうか。じわじわと貧困が?いっぱつで放射能が?…ともあれ、宇都宮健児さんのようなタフネスと笑顔をもって、ご機嫌に、他人にコミットしていかなければならない、それが3.11以後最初の選挙がわたしに教えてくれたことです。 + P.S.宇都宮健児さんの選挙ボランティア「人にやさしい東京をつくる会」[LINK]は、活動を続行することをきめたそうです。興味のある方は、メルマガに登録すると続報がはいるそうです。
by calico5
| 2012-12-18 01:42
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