わ!これはなんだ?…19世紀フランスの解剖学者でパピエマシェ(紙を圧縮して膠を塗る技法)の人体解剖模型で知られるルイ・トマジェローム・オズー博士のキノコだそうな。
ヒダもかさもパピエってます。
留め金がついて、「ココアケロ」の指示マーク。ナポリなどで盛んだったそれまでの蝋細工による解剖模型は高価で脆く、医学生らが手で触れ開閉して学ぶことができなかったため、オズー博士はパピエマシェを作りはじめたそうです。
これらオズー博士の模型は米フィラデルフィアのグナー・フリー・インスティチュート・オブ・サイエンスの所蔵品です[
LINK]。写真は同館frickrサイトより[
LNK]。ワークショップ等の写真も楽しそう。実業家で慈善家、アマチュア科学者のウィリアム・ワグナー氏が作った科学博物館だそうです。行ってみたいなあ。
++
オズー博士のパピエマシュ模型アトリエ。植物、キノコはともかく、昆虫[
LINK]や指[
LINK]、はかなりガクブル!