Reinhard Brauns (1861-1937) のDas Mineralreich (The Mineral Kingdom), 1912年!革装とはいえ残ってるのは背表紙のみ。古い革装は粉になってぼろぼろおちてきたり色がついたりでなかなかやっかいなので今は布でまいてるけど、まかりまちがってオカネモチになったら西尾彩さんに製本していただきたいモノダ。小口もマーブルなのはうれしかった!
Reinhard Brauns についてはアメリカ鉱物協会の機関誌American Mineralogistの 1938NO. 3, MARCH に「Memorial of Reinhard Brauns」という記事があるみたい
[LINK]。画家のクレジットはなし。「ミネラル・キングダム(鉱物界)」というと1858年のJ.G.クール(Johann Gottlob von Kurr, 1798-1870) の「Das Mineralreich in Bildern」が有名だけど、クールの図は線がつよいのに対してこの本の図は手彩色の写真かと思うようなタッチ。ほんとにそうかもしれないなあ。1912年刊の本だからモノクロ図版はもう写真製版していてカラー・プレートだけリトなんだよね。原画は手彩色の写真と、それ以前の博物画の写真複製をまぜている可能性あり。個人的には1900年代初頭の絵画と写真のはざま時代の鉱物図鑑ってけっこう好きです。…検索したらクール本、売りにでてた。750ユーロ。10万円かあ。
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購買部にてアメリカの百科事典のゴウジャス鉱物画とイギリスのタマゴ博物画UP中です
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