月兎社のモト
by calico5
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タイムカプセルは5000年後開封。
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とつぜん熱をだしてしまってメール返信・発送・今夜のマーブル・マーケット準備など滞っていますが(これからいたします!すみません!)熱のおかげでコンピューターからひっぱがされ、本をたくさん読めてよかったです。やっぱ本はおもしろいな!(おいおい)

柏木博先生の「20世紀はどうデザインされたか」[amazon]の、1939年ニューヨーク万博に関するくだりに、ウェスティングハウス社のパビリオンの地下にパイレックスの耐熱ガラスで覆われ不活性窒素で満たされたで堂がつくられて、そのなかに魚雷型のタイムカプセルが沈められたという話がでてくる。なかみは歯ブラシなどの日用品や音楽や芸術に関するテクストのマイクロフィルムやニュース・フィルム、重さ800ポンドの手紙…とまあしごくふつうなんだけれどカプセル開封までの時間が5000年っていうのは長すぎないか!しかも5000年もたったらこのカプセルの存在は忘れられちゃうかもってことで「ウェスティングハウス社は、このカプセルについて記述した<タイムカプセルに関する記録>という本を3650冊つくり、図書館、博物館、修道院、ラマ僧院、寺院、そのほか世界中の倉庫に送り、保管した」(p.37)ということなんである。そうすれば「(6939年に)文明が崩壊していても、テクストとしてのカプセルによって再建されるだろう」(ニューヨーク博科学ディレクターの言葉)」。
いまから5000年前っていうと紀元前3000年エジプト統一/パピルス発明っすよ(エジプトすごいな…)。なんかこう、5000年後のロスト・ワールドで再現されるべき文明は今現在のわれわれ!という誇大妄想ぶりと、5000年後には文明崩壊してるっていうペシミズムがどう両立してるのかよくわからなくて、妙な感じの逸話だなあ。1939年は第二次世界大戦勃発の年、ドイツ・ファシズムとソビエト共産主義とアメリカン・ウェイ・オブ・リビング(アメリカ的生活様式)がガチ三つ巴の熱い戦争に突入していく寸前に開かれたこのニューヨーク万博はまさにアメリカ的未来のプロパガンダ場だったということでかなり緊張した状態だったにせよ…。(でもアメリカはエジプトにすごいこだわってたっていう話もあるから、そもそも5000年という突拍子もないタイム・スパンはエジプトを意識してのことなのかなあ)。

残念ながら写真の本The New York World's Fair, 1939/1940 in 155 Photographs
[amazon]には魚雷型タイムカプセルの写真もパイレックスで覆われた地下堂の写真も載ってなかった。個人的にはこの本は見たいものがびみょーに載ってない。1939年ニューヨーク万博で作られたオミヤゲ品に無性に惹かれているのでWorld's Fair Collectibles: Chicago, 1933 and New York, 1939[amazon]こそがバイブル。マンハッタンとニューヨーク博についてはむろん、レム・コールハース「錯乱のニューヨーク」[amazon]がしびれる。ハゲシクおすすめ!
by calico5 | 2006-02-27 15:32 | 本・映画・展覧会
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