月兎社のモト
by calico5
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なるほど、平安時代。
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お正月は橋本治「最後の<ああでもなくこうでもなく>」を読んでいました[amazon]。唯一リアルタイムで読んできた雑誌連載が終わってしまうのは残念。自分にとって最高の啓蒙者、橋本治(リスペクトで敬称なし!)の時評コラムはほんとに得難いものだったのになあ。最終巻もさすがの洞察全開だけど、小泉時代の鈴木宗男分析みたいなゲラゲラ笑っちゃうような爽快感はない…もう2007年の首班およびその周辺はショボすぎてシャレになんないんだよね。なんだかなあ、というムナシサだけが残る。あとがきもそう語っておられる。トホホ。

でも、「そうか!」とユリイカだったのが「いまの状態は平安時代」説。「平安時代の政治というのは、<名家の坊ちゃん>と<アクの強い、家柄のよくない実力者>と<優秀かもしれないが出世はできない中下級官僚>のコンビネーションで出来上がってる」「平安時代の都貴族はみんな<官僚>ではあるのだが、彼等は<地方>に代表されるような現場に関心を向けず、中央で人事抗争ばっかりしてる」「<この大会社は揺るがない>と思って、経営実権を握る同族が権力争いばっかりしている。<お前は何をする>という職務分担がなく、<身分の世襲>だけがあって<職務の世襲>はない-<職務>は世襲されるが、その<職務>に実務はない。これが<現場>というものを無視する平安時代である」。
そして官僚論。「では、どうして官僚は<独立国家>みたいなものを作ってしまって自分勝手なことをやっていられるのか?」-それは、日本の近代官僚の成立に因があって、明治維新によってそれまでの官僚・武士が一気にリストラされ、明治政府を作った元勲たちが新たに日本の官僚制をつくった(明治維新って王政復古、まさに平安リバイバルだもんね)。「維新政府を作った要人達は、<議会なんかいらない>と思っていて、<自分たちのやる方向でやる>としか考えていない-その手足として官僚を作る」。その後、議会ができ、<内閣>というものができても、官僚は自分達を作った、明治政府の要人達(=内閣首班)の言うことしか聞かない。「そのようにして、官僚は「自分達の育ての親とは違うところからくる命令には従わない>という特性を温存する」。
自民党は世襲によって現場&職務能力を失ってる。実務は官僚に依存して、現場変革のための議論こそがじぶんの<職務>だとう自覚もノウハウも培ってこなかったから、ねじれ国会が機能不全と同義と思って疑いをもたない。かたや「官僚は、(敗戦によって)消滅した指令系統の幻にのっとって、議会や、その議会が生み出した<自分達とはあまり関係のない行政の長たる政治家>から、独立を保っている、保ってしまっているのだから、どうしようもない。<社会保険庁を改革する>は不可能で、、なくすしかない>になるのは、そういう理由だ」。…これは2007年7月の時評だけど、まだここから1歩も進んでないなあ。よし!今年は「双調平家物語」を読もう[amazon]
by calico5 | 2009-01-10 04:03 | 本・映画・展覧会
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