「切手蒐集室の午後。」のハンガリー切手蒐集切手と同じ展示方式とMさんにすすめられていた逓信博物館
[LINK]。引き出し板が木製じゃなくてスチールだったのがチトさびしかったけど切手カタログでもカラー化のすすんでいないアジア各国の60年代切手を大量に見ることができて大じゅうじつ。でも大手町どまんなか高度経済成長期の重厚コンクリート建てのこの逓信博物館、来館者がほとんどいなくて薄暗くって「いまこのデカイ建物にいるのは館員以外だと2人くらいかも?」とおもうとこわくてうしろ振り向けない(笑)。ひとりで行くなら音楽持参をおすすめするぜ!
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いちばん興奮したのはラオスの切手。ラオスは1893年から仏領インドシナ連邦(いまのベトナム、ラオス、カンボジア)に編入されていたので
[LINK]その切手もフランスで製作された緻密で色彩ゆたかな凹版切手なんである。53年に独立したけれどもフランス製の切手発行は1975年の社会主義政権樹立まで続いた由。仏教や伝統音楽・演劇・農作業などをモチーフにして、すばらしく美しいです。こんな切手があったとは!
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飛天が舞う「ユネスコ」や「切手博覧会、ビエンチャン'62」
[切手分室]も好きだけどこの1973年の「宇宙旅行」にはまいった!アポロとスプートニクと仏界の飛翔者たち。宇宙飛行切手って国威発揚やらソ連邦内の忠誠心誇示やらでけっこうナマぐさいジャンルななかで、もしかしたらいっとうファンタジックな宇宙飛行切手かも!こころがハレバレと飛ぶ飛翔切手であります。